お見合い結婚
お見合い結婚がいつごろから存在したかご存知ですか?お見合い結婚が始まったのは鎌倉時代といわれています。
しかし、当時のお見合い結婚の事情は、現在のお見合い結婚の事情とはかなり異なっていました。
現在では、あくまで男女両本人の意思を尊重しますが、当時のお見合い結婚は、家と家との縁を結び、家の繁栄を願うのが結婚の主要な目的でした。
ですので、決定権はすべて男性側にあり、女性側には選択権は全くありませんでした。
見合いは、もともとは「メアワス」という語からきているそうです。
これは、「目と目を合わす」あるいは「女合わす」という意味なのだそうです。
まず、両家の間で九割がた話が決まります。
そして、男性側は女性にお茶を持ってこさせたり、花をいけさせる時に、女性の顔をチラリと見るというのが、見合いの原型でした。
そのようなお見合い結婚も、すでに過去のものというわけではありません。
戦後、恋愛結婚がどんどん増えていきましたが、ここのところお見合い結婚も見直されて、減ってはいないようです。
まだまだ、結婚は一生のことで気軽に考えるわけにはいかず、相手は親や周囲が納得する人であってほしいという気持ちは強いようです。
恋愛と結婚をじょうずに分けて考える人がふえたせいもあるでしょう。
特に最近は、女性が男性を見る目がかなりシビアになり、結婚前に男性とおつきあいをしたことがない人はまれですし、仕事のキャリアを身につけ結婚後も仕事を続けたいという希望を持つ女性も多く、自然と結婚相手に求める条件も厳しくなっています。
また最近、新聞やネット広告にある「結婚相談所」や、インターネットでの登録から始める出会いの適正な専門サイトが、昔よりイメージが良くなってきましたし、積極的にPR活動をしています。
若い人が利用するケースも増加傾向のようです。
時代に合わせて、見合い結婚のかたちも変化しているということですね。