再婚 養子縁組

再婚の場合、自分にまたは相手に子供がいる場合があります。
この場合、その子供の養子縁組をする必要があるのでしょうか?まず養子縁組には普通養子縁組と特別養子縁組との二つに分かれます。
再婚して継子と戸籍上の親子関係をつくるためにする養子縁組は普通養子縁組です。
この場合、届出だけで認められます。
戸籍上は新しい家族の戸籍に入りますが、実親との関係も残ったままです。
再婚後、子供がいる場合の殆んどのケースはこの普通縁組を選択されていると思います。
「家庭裁判所は、一定の要件を満たすときには、養親となるものの請求により、実方の血族との親族関係が終了する縁組（特別養子縁組）を成立させることができる」（民法817条２第1項）養親となる者は夫婦でなくてはならないというのが基本です。
最後の再婚の後、養子縁組を行わないという選択肢もあります。
名前のみを変えるという方法です。
入籍届を出す家庭裁判所の許可を貰った後、母親、若しくは父親と同じ戸籍に入るための入籍届という戸籍の届出を行います。
この入籍届は婚姻届とは別の届出です。
離婚で旧姓に戻った親と同じ姓を子に名乗らせる場合に提出される届出で、家庭裁判所からの許可は申請すれば100％貰えます。
この届書によって子は母親、もしくは父親の現在の戸籍＝再婚した場合の戸籍に入ります。
最終的には、再婚後の戸籍にはいるので、姓は再婚後の姓になります。
ただ、気をつけなくてはならないのが、名前は同じでも、法的な親子関係は発生しません。
親権はあくまで母親若しくは父親（直系）が持ち、再婚相手の財産を連れ子が相続する権利は発生しません。
再婚後の養子縁組は、二人で将来を良く話しあい、子供を第一に考えてあげることが親としての勤めではないでしょうか。

再婚 結婚式

再婚されるカップルというと、男性側が再婚で女性側が初婚というパターンが一般的に多いようです。
この場合、結構もめるのが結婚式をどうするのか、という問題。
基本的に男性はあまり結婚式や披露宴には、それほど思いいれがないものですが、女性の場合は、一世一代の晴れ舞台、ということで、とても楽しみにしている人が多いのが普通です。
また招待客でも、男性は会社関係が多いのに対し、女性は友人関係が多いです。
そうならないための妥協案として、おすすめなのが、ごく親しい親族、友人だけを招待する「お披露目食事会」です。
片方が地方出身で、親族や友人などは、そこに集まっているのだとしたら、そちら側に出向いて、お披露目食事会をセッティングします。
だいたい20人以下でやると、ひとりひとり簡単な自己紹介しあいあう時間も十分にとれて、本当の意味でお披露目になりますし、とてもアットホームで、実にいい雰囲気でその宴席を締められます。
気の利いたホテルやレストランなんかでは、頼めば、小ぶりなホールケーキを用意してくれて、ケーキ入刀のセレモニーもやれるかもしれません。

子連れ 再婚

子連れで再婚するということは、離婚率が増加している現在、よくあることかもしれない。
子連れ再婚することは、お互いの恋愛感情だけでは難しいかもしれない。
再婚の理由も恋愛、精神的な安定、経済的な安定、世間体、将来の不安など考えられるが、あえて問題を大きくしているのが血のつながりのない親子関係にある。
血のつながった親子関係以上に気を使わざるを得ない部分で付き合わなくてはならない。
これらを解決していく努力は、両親が生活の中での言葉や姿勢、態度で努力をするが、会社でもストレスを感じ、家でも親子関係でストレスを感じる中で、つい子供に感情的になってしまうのは、必然かもしれない。
この問題は、何かの特効薬があるわけでもない。
根本は、過去に離婚あるいは死別した前の父親、母親との関係と現在の義父親や義母親との比較から言葉では言い合わされない何かの違いを感じ、そこから何かの空虚感や孤立感を感じてしまう。
特に子供が思春期の年齢のときの子連れ再婚は難しいかもしれない。
とここでは悲観的なことばかりいっているが、実際には、このような家庭は増えている中で、子供を虐待、わいせつ行為、子供の非行などに発展することは避けたいし、新聞、テレビでの報道でよく見る児童相談所や警察での不手際による最悪の結果を招く事態は防がなくてはならない。
とてもやっかいな問題であるが真正面から考えなくてはならない問題ではある。