増加する国際結婚


国際結婚が増えているそうです。

国際結婚は昔からありましたが、最近は結婚したがらない日本人の女性、結婚したいけれど相手がいない日本人の男性、というミスマッチが国際結婚が増えている理由だそうです。

国際結婚というと最近では余り良いイメージがありません。

マスコミでよく報道される日本国籍目当ての偽装結婚、悪質仲介業者の存在、そして文化的な行き違いから破綻するケースなど悪いイメージが先行しています。

しかし、本当にそうでしょうか？国際結婚をするカップルの数はここ最近ではかなり増えてきていますが、背景にあるのは地方での婚姻率の低下、特に農業の後継者の方々の結婚相手の不足は深刻です。

厚生労働省の人口動態統計によりますと、2003年の国際結婚は36,030件で、婚姻数全体の約4.8％にもなります。

20組のうち1組は国際結婚です。

そのうち約12,000件が中国人女性との結婚で、件数ではトップです。

しかし、悲しいことに中国人女性との結婚の３組に１組は破綻しているそうです。

偽装結婚、結婚したあと蒸発するケース、中国に帰国したまま日本に帰って来ない、など枚挙にいとまがありません。

ただ、こうしたケースは中国人女性との結婚がかなりのウエートを占めているので目立ちますが、あとの約95％は中国人以外との婚姻です。

では、そうしたケースはどうでしょうか？結婚は両性の合意によって行われるものですが、自然な出会いで結婚までゴールインできればいいのですが、最近は国際結婚を斡旋する業者も増えています。

そうした業者の活躍で国際結婚の数も増加しています。

確かに何のツテもなく相手を探すことはできません。

特に地方等ではこうした機会は皆無といってもいいでしょう。

こうした仲介業者の存在が国際結婚を成立させていますが、実は国際結婚の難しさは結婚した後にあります。

その最たるものは文化的なギャップです。

言葉の問題から始まり、考え方、習慣など、お互いの違いに注目するとどうしても破綻する方向に行ってしまうようです。

こうしたギャップを乗り越えて幸せに暮らしているカップルも多く存在します。

出会いは国際結婚の仲介業者を通してであっても、結局はお互いのコミュニケーションを深めることで文化の違いを乗り越えているようです。