仏壇の手入れ方法

仏壇や仏具は日ごろから簡単なからぶき程度の掃除をして、ほこりがたまらないようにしましょう。

故人の命日やお彼岸、お盆の前など、年に何回かは念入りな掃除を行ないます。

念入りな掃除を行なう前には本尊に合掌し、礼拝します。

本尊や掛け軸などは羽根ぼうきや筆先でほこりをはらいます。

仏具類はやわらかい布でからぶきしますが、仏飯器や茶湯器、花立などは、内側、底などを丁寧に洗い、水気をのこさないように乾いた布で拭き取ります。

金具類は金属磨き剤を使って磨きます。

漆塗りや金箔の部分は汗や手の脂がつかないように注意します。

薄い布手袋をはめるか布などを使い、手で直接触れないようにして毛ばたきでほこりを払い、ガーゼのようなやわらかい布で軽くふきます。

仏壇の拝み方

仏壇に供物・供花などを供え、毎朝晩に灯明をともし、線香を上げたあと読経するのが基本ですが、場合によっては読教を省いてもかまいません。

朝は朝食前に、夜は夕食後に、できれば家族そろって行なうのが正式です。

朝は炊きたてのご飯を供え、お茶または水も、毎朝新しいものを供えます。

どちらも夕方までには下げるようにします。

旬のものやいただき物のお菓子などは、まず仏壇に供えましょう。